プログラム部品の保守管理について
従来は大学がその役割を担っていました。
しかし、大学教授の退官に伴い、後継人材がその研究室を受け継げず、
研究室が消滅する事態が増えてきています。
つまり、もはや、大学に、畜産分野など特定の専門領域での
有用な計算プログラムなどの知的資産を
長期的に保守管理する能力を期待できない状況になってきています。
教授が在籍している間はよいが、退官と同時に保守体制が崩壊する。
その事態を憂いています。
大学が短期的な成果のみ求められる組織になり果てたためです。
長期にわたって貴重な知的資産を保持管理する能力は、
現在の日本の大学にはほとんど備わっていないといってよいと思います。