プログラム部品等の永続的保守管理について
従来は大学がその役割を担っていました。
しかし、大学教授の退官に伴い、後継人材がその研究室を受け継げず、
研究室が消滅する事態が増えてきています。
つまり、もはや、大学に、畜産分野など特定の専門領域での
有用な計算プログラムなどの知的資産を
長期的に保守管理する能力を期待できない状況になってきています。
教授が在籍している間はよいが、退官と同時に保守体制が崩壊する。
そのような事態が激増しています。
その理由は大学が実に短期的な成果のみを求められる短期的な組織になり果てたためです。
何十年もの長期にわたって貴重な知的資産を永続的に保持管理して未来につなげる能力は、
現在の日本の大学にはほとんど備わっていないといってよいと思います。
追記
20200104 本記事の日付を5年ずらします(元記事年月日20181229)